白  高野圭介 vs  3子 佐藤博義

                   先番3.5目コミ出し

110手以下略   白 中押し勝ち




佐藤さんとの手合い割りが2.5目差であった。
握って、3子局。したがって黑が3.5目コミ出しとなった。
もし、当たらなかったら、2子で、白3.5目コミ出しという規定である。

対局後、
直ちに棋譜を採ったら、それを「家田先生の評を貰う」と言われる。

棋譜の中で、白の103手が思い出せない。
白が左下を打って、隅は白地に、白3辺りは黒字になったが・・・
その後、白が103ハネツギとなったのが実戦である。
失念して、棋譜が採れなかったのをお詫びします。

相当、熱心的態度と共に、家田先生とは格別の仲と察した次第です。



 
家田隆二八段  寸評

 
黑16は38カカリへ。黑18は19へ。

黑20は悠然として南山を見る趣があります。

黑26が甘く、27オサエが最強でした。

黑36は35の右にオスか、白1のカタツキでしょうか。

黑60で71なら、まだ三子の効力は残っていたでしょう。


 
高野圭介  自戦寸感

 
本局、最大の難関は白43の時。

手抜きは、43右ノゾキ・49カケと、二連打で一気に敗勢となる。

巧い打開策が無いので、苦慮の末、不本意・筋悪の43ツケ。
何とか、白67まで漕ぎ着けたが、未だ安心出来ない。

ようやく白83まで、取りあえず危機を脱した。碁はこれから。