私のコントの確認のため、中国へ行ってきましたた。 残念ながら、私の推測は大間違いでした。深くお詫び申し上げます。 だだ、その為に新しい発見もありました。ここに報告いたします・ 高野圭介 |
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中国で、1と7は紛らわしいが、コミの時、絶対間違わないから1は「イィ」でいいのです。 |
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中国の、航空関係で、間違いが危険を冒すような時は、次のように言います。
面白いのは、9と10です。日本語で、和数字と言われているのと、中国の数字が酷似していました。
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コミ・1目半か7目半か? コント・22の2の22の怪 高野圭介 |
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昭和22年2月22日 | 平成22年2月22日。今、一局の碁が終わったばかりだ。 昔、中学校は数学の時間を思い出す。 昭和22年2月22日、私は中学生で、教室の窓辺で、数学の時間に、 そーっと机の下で詰め碁の本を出して、読んでいた。 突然、先生が「高野の・・」と呼ぶので、つい「ハイ!」と立ち上がった。 先生は「甲の地点から、乙の地点へ・・・」と言う時、私には「甲野!」と、聞こえたのである。 |
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平成22年2月22日 | あれから、63年という月日が経った。ああ、碁歴60数年か。 感慨に耽った今は、平成22年2月22日である。 その日、まさに、22の2の22の怪とも言うべき一件が持ち上がったのである。 |
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1と7の数字の怪 |
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チチ目半コミ | 甲野は碁敵・乙山とトーナメント決勝戦を始めた。 A 審判が来て、「握って下さい」そして 「黒が当たった甲野さんはチチ目半コミ出しです。」と言った。 甲野は「珍しいな!1目半とは。」 そうこうするうちに、又、A 審判がやってきて「白チチ目半コミ貰いです。」と言った。 乙山は「おお、7目半の大ゴミだな。」と即断した。 注:中国では碁は勝負のハッキリしたスポーツと位置づけられていて、 大会では、審判員が附く。終局したら、後は審判に任せることになっている。 |
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盤面4目・・・果たして | 対局は淡々と進み、作って、盤面4目黒に残った。 甲野は「あっ、勝った!。コミは1目半だから2目半勝ち。」 その時、乙山が「コミは7目半だから、3目半勝ちだ!」と言う。 |
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コミ碁の怪 | 甲野 「いや、7目半は、ナナ目半と言って、チチ目はもちろん1目のことだよ」と主張した。 乙山 「私の中国では、1目はヤオムウ(目)と言って、チィムウ(目)は7目だよ。 決してヤオ(1)とは言っていない。やはり、私の3目半勝ちだ。」 |
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双子の審判員 | では審判に聞こう、と、審判を呼んで裁決を請うた。 何と、そっくりな二人の審判が来た。 審判は一卵性双子の二人で、ある事情で、国籍が日本と中国に分かれて、 言葉もそのように、自国の言葉は自在だった。 同じ人が確認に2回来たが、どうも別人であったのかなぁ。 |
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紛らわしくない ハッキリしてます |
中国系の言うには 「私は(チイ)目半と言いました。チチと聞こえましたか?ごめんなさい。 紛らわしい時は、イィ目とは言いません。 1目ならヤオ目ですから、7目のことです。ややこしいことはありません。」 日本系の人は 「当然(イチ)目半と言いました。チチと聞き間違えましたね。ごめんなさい。 もちろん1目半ですよ。 7目ならナナ目と言いますから、ハッキリしています。」 対局者の甲・乙お二人は 顔を見合わせて、目を白黒?+×!#@☆★して、ナナナ・・ナンと? |