「節分」は季節の節目  「俳句の会」

兼題 「節分」  大林悦子先生指導

2018年1月25日(木)交友プラニングセンター

                                          高野圭介





次、 3月は春一番 4月は春昼



今回の兼題:「節分」の高野選です。


第一席(5点句)   子等眠り鬼と一献節分会        大林紫悦

第二席(3点句)   節分や鬼面の裡の父の顔       横井傘二

第二席(3点句)   下萌えや大地の吐息漏れ出ずる   横井傘二

第三席(2点句)   月欠けて春待つ闇の深まれる     大林紫悦

高野の選句は第一席を除いて、後の三句だった。
選句眼の確かさは抜群!とは大林評



高野虚石詠 三句


鬼追いや無言の足踏み大音声            虚石


誰一人として鬼追いの現場を観た者がいなかった。
テレビでちらっと見た程度。したがって、
無言の大音声が分からなかった。



四つ身から針金手足初節句           虚石


四つ身の着物から出た子どもの手足の細さ


節分やお医者さんごっこ雛の前        虚石

裸の子どもは嫌らしいと、大林紫悦先生。



虫食い俳句 解答


出題 大林紫悦


 

 1
城下町 
 2
秋より高く 

訊ねけり 
 4
 痰のつまりし
 5
彼岸の日の 
 6
 飛び尽くす
 7
 思いけり
 8
 憩う
 9
 障子の穴に
 10  
水の音