「春昼」はのどかでぼやーと過ぎゆく

兼題 「春昼」  大林悦子先生指導

2018年4月19日(木)交友プラニングセンター

                                          高野圭介





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今回の兼題:「春昼」の入選句です。


第一席(4点句)   泣きつかれ積木にぎりて春の昼        船越貴穂

第一席(4点句)   春昼やねじ締め直す古時計         大林紫悦

第一席(4点句)   春昼や講話の声が遠ざかり        鈴木正二郎

第二席(3点句)   春昼やページをめくる春の音         大林紫悦

第二席(3点句)   春昼やアルバム整理遅々として       高野虚石



高野虚石詠 三句


春昼やアルバム整理遅々として          虚石

北の桜守・・草鹿邸・・紋別と、アルバム探しに遅々として進まず  虚石


喘ぎ行く木洩れ日まぶし花の道          虚石

2018年3月31日(土)絶好の花見日和。お弁当持参で出掛けた。
ケーブルカーで頂上へ。お弁当の後、鉢伏山まで行った。 ke
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春昼やテニスコートのまばらなる          虚石

毎週日曜日はテニス。何故か、コートの人が少ない。




俳句の技術


俳句には大きく分けて、切れ字(取り合わせの句)と一物作りの句がある。
切れ字の句は17音で二つの世界を表す。立体感の広さがあって、
一物作りの句は一つの世界しか表さない。切れ字を多く使いましょう。

                              大林先生訓話。

私は、そうは思えませんが・・・虚石


 
「俳諧」と「俳句」の考察    三木幸子

俳諧は江戸時代の連句のこと。その上の句575を発句と言う。
俳句は芭蕉がその発句だけを独立させた。それを俳句と言った。
俳句は正岡子規のほととぎす派として、高浜虚子に受け継がれていった。