ますます不断の勉強が必要と痛感した1局

                                              吉田健自戦記

丸山豊治先生 vs 3子 吉田 健

188手完 時間切れ打ち掛け


丸山豊治先生の懇切な評

 (1)10の手
白11との交換は堅すぎるし白が先にいっている。

黒102あたりに掛けるのが良いとの指摘に納得した。

(2)36の手
白37に打ちたいとの指摘を受けた。

なるほど
その後の棋譜の通り黒2,28,38,44の数子が取られた。
(黒46の失敗が有ったが)

(3)46の手
黒46は白47でなければならなかった。

ここの打ち方の失敗でこの碁は終わっていると言っても過言ではないが、
折角の指導碁なので最後まで辛抱して打とうと思った。

(4)56の手 
ニ線に打つので躊躇したが、案の定ぬるいと言われ
白57、59あたりに割って打つのが良いとの指摘を頂いた。

但し、小生は後の黒92の打ち込みを見ていたので、
隅の確保と後の進行でかなり白地を侵食しているので、
そんなに悪手ではない、但し時期が早かたのかと思ったのですが、

そのあたりをご教示頂ければ有り難い。

(5)76の手
白77と打つのが急所と教わった。
これは非常に参考になった。

やはり碁は隅の変化、急所を逃さない勉強が必要だし、
これはなかなか一朝一夕ではゆかない不断の勉強が必要と痛感した。


 
高野圭介評
「本局の黒はまさしく丸山評の如く、懸念も無い訳ではなく、
それは誰にも、いつもあることで、問題ないでしょう。

黒92以下の打ち回しは鬼気迫る迫力で、真骨頂!」

と嬉しい評を戴いた。

「今年になってから、・・・いろんな精進が実っています。」とも。