「神の御告げモドキ」

                                   梅影悟彦自戦記

 

高野雅永  vs  自由置碁 三子 梅影悟彦

2009年4月9日
於シーパル須磨・碁吉会須磨大会

177手完  白中押し勝ち

お互い判らない 
土田九段の自伝にこうある
「プロ棋士の中で置碁に長けているのは自分である。

石田九段がタイトル争いをしている間にも私は指導碁を打っていた。
場数を熟している自分が一番だと思っている」。

つまりアマの星三子はとおにお見通しと言う事だ。
そんなアマに不利な星に置いてどうするの?

自由置碁でお互い判らない所へ打つ方が公平と言うものである。

神の御告げモドキ
この三子の置石は「神の御告げモドキ」と言う布石で、
依田九段考案の辺星の2つ上の置石が基礎石である。

因みに、辺星の一つ上だと白江八段の「アポロ流」となる。
この場合は大高目の三連星布石となる。

今回は神の御告げの選択で打つことに致しました。

 我が意を得たり 
黒 4は7を誘う。
最終白地はここが最大になったが2線を這った地なので気にならない。
神の御告げが低いのが相殺かも、

黒24も模様の拡大。

黒26は28と付けてこれも模様の拡大。

失敗 こと始め
黒32は失敗。35が良かったと思う。
この手で乱れたと思っている。26〜30が甘くなった。

黒168のツギでジエンド、切られては気合が悪い。


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