高野翁マスターズ90への特訓
2021年12月28日

 

泳ぎも出来ないのに、ましてやマスターズの何たるかも知らずに
「高野がいつかは、マスターズに出てみたい。」そんなことを
『チョイスAI定石300』 に小林 博店長が書いている。
嘘から出た誠。いや、嘘でも無いが誠でも無い。
不思議だが、実現しそう・・・・。





 2021年10月、佐々木真理子レッスンにフィンスイムの時間
一人の新人が参加された。強烈な馬力のスイムである。
レッスンの後、大浴場に入ったら、
畏友:石飛肇トライアスロン全日本チャンピオンと
彼が湯に浸かって話している。
親しい僚友同士だった。 その人の名は「大江 進」。



 いつの間にか、毎週土曜日、正午を挟んで一時間、
私のマスターズ90歳に向かって、
大江師(66歳)から特訓を受けていた。



 それから二ヶ月余り、大江氏の熱烈なご指導の下、
年の暮れには私のスイムは相当変わってきていると言うことだ。
不思議なことだが、
その変わり方というのは、自分では全然分からない。


 スイムの基本は二つ。「ブクブクパー」「ケノビ(蹴伸び)」
 何としても、ケノビは基本中の基本

1.壁面を蹴って、飛び出す。
頭の先から足の裏まで水面から30糎の間に身体全体を納めて、
頭はグラグラさせないで、眼は真下から30糎先の間を見て、
身体を一直線に伸ばす。肘、腰、脛が曲がりの急所。
そうして、水の抵抗を極限まで減らす。


 
2.ケノビで身体全体を浮かす。徐々に解ってきたが、
腰から足に掛けて沈みがちとなる。
これを一直線にするには、腹筋をしっかり・・力まないで・・
並大抵では出来ない。ケノビ百遍意自ずから通ず。



3.手を付けてグーンと伸ばし、大きく泳ぐ、
呼吸は身体の一直線は保ったままの回転だけでブクブクパー。
これが難、しばらくは私の独習となる。

4.2022年、年が明けたら、Step by step
老いに鞭打つ更なる課題が待っている。
それは未だ知らない。



12月25日(土)、レッスンが終わった。
大江師の口から、ふと漏れた。
「やる度にどんどん改善されていく。今日もだ。
折角来て、やりがいがあるというものだ」と。

 仕事を持つ師が毎回垂水から来て、
いや、コパンに籍を置いているのも、
どうも私のためにじゃないかな?と
ふと思った。
                          kei






大江 進(66歳)

― 経歴自己紹介 ―
 2008年からマスターズの100歳登録をして毎年大会に出場し、
マスターズ水泳大会の全国50傑ランキングには毎年入っていて、
最高順位は個人では3位、メドレーリレーでは全国1位です。
マスターズのメダル(金・銀・銅)は50個以上。
僚友からは『人間魚雷』と言われています。


スポーツ歴は他にオープンウォータースイム(OWS)、
トライアスロン、フルマラソン、トレラン等。