他民族支配と終戦

万世一系の天皇家系・・と・・・清国滅亡の愛新覚羅溥儀。


中国の清国が滅んだ。日本が世界大戦で負けた。
同じ破滅の中で,混乱は全然違っていた。

清国では王室・愛新覚羅家は散逸。日本の天皇家は安泰。


                                           高野圭介


美濃部憲法論議のとき、「万世一系の天皇」という言葉を久しぶりに聞いた。
明治憲法の天皇機関説が不敬罪として告訴されたとある。

天下の大君が混乱を救ったと、直感した。


愛新覚羅家


中国は清国は元々満州の愛新覚羅家が漢民族を制して建国したものだ。

日本の「高文」に匹敵する「科挙の制」は高級官僚への」登龍門である。
その試験の内容は「満州国の法律制度」であったことでも分かるだろう。

清国は王室を攻撃して混乱状態に陥った。

その後裔・金同実先生のお話しです。





金同実先生のこと

2014年5月17日夜の奇遇

                                高野圭介


潮州に着いて、2日目、17日の夜のこと。夕食の隣に来られた方と,名刺を交換した。金同実とある。



私はこんな奇遇があるものかと、目を疑ったが紛れもない本人であることが分かった。

 薄儀皇帝  
清国王朝・ラストエンペラーこと、愛新覚羅薄儀皇帝が失脚して
、一族一千人が、中国全国にちりぢりになった。

誰もが住居を探し、名を変え、変装して過去を棄てて生き抜いていた。
その中の一人、金同実一家もその中の一人であった。

愛新覚羅慧生  
終戦後、新聞紙上を賑わした話である。

愛新覚羅慧生(1938年2月26日 - 1957年12月4日頃)は、
および満州国皇帝・愛新覚羅溥儀の実弟溥傑の長女。
日本で、天城山心中
で死亡した女性として知られている。

全国優勝  
折しも、金同実なる仁が、中国アマ全国大会で優勝した。
隠遁生活を送っている千人の方達は、
この朗報に、一族の誉れとして小躍りして喜んだという。

恰も、終戦後、古橋 廣之進がフジヤマノトビウオとして世界の水泳界に
次々「日本、ここにあり」と日章旗を掲げた。

敗戦直後で日本人の多くが苦しんでいる時期に、
世界記録を連発する古橋は国民的ヒーローであった。


 
私が1978年8月、初めて中国を訪問したときのレポートである。

何と、2ページ6行目に「金同実氏と対局した」とあるでは無いか。

完敗して、その碁を宇太郎先生に見て貰った。
本局、「大斜」が発生し、三本這うところを二本でトンで壊滅した記憶がある。