北九州七つの海景ツアー・レポート
高野虚石の吟行10句
2017年師走:16日 帰らなむ いざ
高野圭介 編
柿一つ枝の主なり普賢岳 虚石
島原の道は真っ直ぐ凍てついて 虚石
帰らなむネットの碁敵暖の中 虚石
おくんちの帰路の記憶や土石流 虚石
除福翁寒風すさぶ丘に立つ 虚石
寒カモメ島原天草煙る中 虚石
冷雨にも天草四朗はなお生きて 虚石
吉野ヶ里横目に凍路まっしぐら 虚石
着ぶくれの太りかひやひや体重計 虚石
誰が為に寒さに光るか博多駅 虚石