記憶に残る碁 対抗戦実況


大阪の頭脳集団:医師対弁護士囲碁親睦大会

とき  2017年2月26日 午後1時~
ところ サロンド碁(梁山泊)




親睦大会熱戦の猛者連


                                     島村昌宏 カメラ    高野圭介 編







本会は
斉藤謙明
浅江李孝
島村昌宏の
運営トリオが
本日もお世話に
当たって
おられた。

ここサロンド碁は
囲碁季刊誌
「梁山泊」の
総本山として
知られる




 


 


斉藤謙明先生の著書「天地の理にかなう」は私の愛読書の一つだ。
「碁を哲学する」その指針が私の中に芽生えた源となった。




ともあれ、「おもしろ詰碁」を5冊寄贈した。 永年親しい島村先生は直ちに、アマゾンで市販の手続きをされた。

関西電力杯のカップがある。 優勝リボンに懐かしい野坂由起夫の名前が幾つか墨書されぶら下がっている。


 
囲碁梁山泊に記載された


私は医師碁会の関係で、正岡徹先生のお招きに呼応して本大会に参加した。

メンバーは頭脳集団の名に恥じず、インテリジェントの何とも豪華な顔ぶれである。
段位は最高6段と認定。日本のレートより遙かに辛い。





熱戦回顧

私は3回とも黒が当たり、すべて持ち前の高中国流が自然に出てきた。

1回戦、原田次郎先生に勝てたが、苦しく難しい碁だった。

2回戦は田中清和先生に滅多に無い勝ち方だった。(その棋譜)






中盤過ぎから観戦者が増えて少なからず興奮していた。

 会食のとき、岡本先生は「高野さんとの碁は記憶に残るほど凄い碁でした。
と、ご挨拶されていた。




3回戦は岡本岳先生に負けた。私のヨミにない手で一挙に敗退したが、
勝つためには当然、手入れすべきであったところ、手無しと直感していた。加えて、
碁の勝敗のことはすっかり頭に無く、手のあるところ手筋の面白さに没入していた。

石が切れた途端、嗚呼無惨!好事魔多し。チャンスの後にピンチあり。
月に叢雲花に風などという言葉が行列して出てきた。嗚呼!




あれから一ヶ月、岡本岳先生から棋譜が届いた。
ご多忙で、ようやく時間が取れて採譜完了とのこと。
この離れ業には感動した。

左下隅、私は切れないと思っていたのが大間違い。
そもそも黒150ではカケツイでおかねばならなかった。初歩的なミスでした。
形勢は終始白が押していたように思う。やはり、完敗でした。





当日親しく話した先生方。



赤沢敬介先生と「お手合わせは又の機会に」と親しく話した。

山本忠雄先生は「最初の一年間、小野昌延先生のところにいました」と言われていました。

吉岡稔浩先生は「中学生のとき今村俊也九段に先番50目のコミ貰いで打っていたが、勝てなかった」とか。

谷池洋先生は「高野さんと言えば・・宍粟の碁・・のタカノさんですか」と訊ねられる。
これにはオドロキであった。大勢の方に「高野と宍粟の碁」が結びついているなんて。