東京のペア碁大会・レポート 2011年11月18日発・・23日帰神 11月19日 ペア碁対局は高野圭介・金沢明子組 高野圭介 |
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101番の組頭 | 原田芳宏と原田鍈子の組の他に碁吉会から何組か居ました。 私が7段で出ている関係もあり、Bクラスでは最高段位。 101番の組頭でした。 したがって、殆どが3子局で、 始めから終わりまで、同じ隅の椅子席でした。 |
依田教室の生徒 | 終始楽しかったのですが、 第2戦はとりわけ記憶に残る素晴らしい碁となりました。 相手は、依田教室の生徒で、 小2年1組・ほりてつとと中学一年渡部優希組でした。 2010年の小・中学校囲碁団体戦全国大会において、 千代田区立九段小学校の堀三兄弟(拓人5年・和人3年・哲人1年)で 堂々6位入賞という偉業で、マスコミを賑わしたことは記憶に新しい。 |
強烈なヨミ | 子どもとは言え、強烈なヨミで、特にほりてつと君は手どころでは、 盤から目をはずし、おぼろな眼で宙を見てヨミに耽っています。 対局中、依田依基九段の奥様の原幸子プロが、 陰からやきもきと気を配っておられるのが分かりました。 |
明子さんの手筋 | 後で、本局の棋譜を起こしましたが、何の違和感も無く、 棋譜が取れたのは、明子さんの手筋が如何に素晴らしかったか、 この強烈ラッパのような相手に、堂々と打っておられたか!を ひしひしと感じたのが、私にとっても嬉しかったのです。 その夜、よく疲れていました。 私にとって、1日4局はやや荷が重い感じとなってきたのかなと、 思っています。 |
高野感想 | 少年少女の秀逸組はしっかりヨンできびきびした足取りであった。 黒6は見たことがない。きっと、依田塾で研究済みなのだろう。 黒30.32の手法もあるだろうが,滅多に見ない。 白47は48から打って、右辺は白地だろうが、中の黒も生きてしまう。 黒74は強い手。中の3目の種石が危ない。結局取られてしまった。 白103.105のタケフで、中の9目が取れて、やっと碁になってきた。 黒108は怖ろしく強い手。隅の白3目が取られている。 白119に手が回って、白に望みが出てきた。 右下隅、白はダメモトのコウが気合い良くフリカワリとなって、 愁眉を開いた。 白にとって、めでたしめでたしのようだが、 この後、右辺の白模様の中で、黒は手順を尽くして生きてしまった。 出来上がりの形は分かるが、私には手順が確かで無い。 したがって、忘却の彼方においておくが、恐るべき黒であった。 |
高野圭介・金沢明子組 vs 3子 堀 哲人・渡部優希組 144手以下略 白14目勝ち (注:右端の<> < >を使って、ご覧下さい) |