白洋淀に遊ぶ 邁歩前進・一桿進洞 高野圭介 |
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唐騰さんのご母堂が病を得られて、お見舞い旁々の訪中である。 折角だからと、何香濤先生が白洋淀の湖畔で ・・・正確には湖中の島であったが・・・ ゆっくり碁を囲もうと、提案され、それではと、 橋口美香先生、杉田明子女史もご一緒に参加することとなった。 黄砂の北京に降り立って、唐騰さんの車で白洋淀へ走った。 白洋淀の蓮池を巡って、早朝散策は楽しいひとときであった。 食べ物にも初物が多く、クジャクの卵、菱の実、いろんな淡水魚、野菜。 また、果物では林檎・トマト・火龍・などなど・・・ |
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白洋淀の碁会は まさに中国大人の遊びはかくぞやという みやびで熱の籠もった碁会であった。 中には、陳毅将軍のご子息(陳丹淮解放軍将軍)が居られた。(左) 陳毅将軍・上海市長はたいへんな碁好きで、陣中でも碁盤を離さず、 陳祖徳、聶衛平も共に、心身共に支援された方で、 夙に著名な方である。 |
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全員に指導碁を打たれた橋口美香四段は 「中国の碁は筋が良く、よく勉強した碁」と評されていた。 唐騰さんとの一局は、 最後の夜になったが、延々ヨミ合いとなり、 遂に深夜、時間切れ、引き分けとなった。
対局中、日本から宮本直毅先生の関西棋院ご一行さまが 馬林さんのお世話で、西安へ入られたと聞いた。
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何先生の家に珍客が待っておられた。 私の太極拳の友人・林永福教授である。 故宮博物館・全衆徳の北京ダック・頤和園も楽しかった。 北京全市が20008年・オリンピックに向かって、大改装中である。 |
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為替レート比較 |
為替レート比較 日本出国に際し、関空で、円・元の exchange をした。 泉州銀行はおトクと、謳い上げ、両替を薦めている。 「外貨両替は泉州銀行へ」 「お得な相場で、両替実施中」 中国内の銀行と比較して、 何と、これが最悪のレートで、0.53(8.5%)も違う。 100万両替したら、8.5万も違ってくる。 おトクなのはなな・・なんと、銀行がおトクだった。 羊頭狗肉に、客は泣きっ面に蜂! 日本・泉州銀行 100円=6.25元 中国・北京交通銀行 100円=6.78元 香港へ入った。 香港ドルが無いから、ホテルで両替した。 これは銀行と比べて0.65ドル(10%)違った。 これも凄いが、街の両替屋は便利さと比較して、健闘している。 香港・Dorsett Seaview Hotel 100円=HK$5.80 香港・中国銀行 100円=HK$6.45 香港・街の両替屋 100円=HK$.6.30 |
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香港ではバスの往復切符に問題が生じたし、 香港の昼食 香港の迷子道などなども笑いのネタだった。 香港の市場は怖ろしいところだった。 電気器具でも、どんなものでも、 一物一価の原則など オトトシお出で。 |
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日本の中国について、いろいろ話したり、感じたことがあった。 結論からすれば、以下のように・・・ 「今、われわれ日中間の間にはいろんな問題が生じている。 しかし、現在の諸問題は将来の人たちに解決を委ねて、 私たちの友情は更に緊密に結ばれて、 良い関係で歩もうじゃないか」 |
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現在の中国では、第二次世界大戦の抗日運動のその実態を 数年前に訪れた南京虐殺館。 今回の白洋淀文化苑。香港の歴史博物館。 更に明らかにしようとしている。 それはそれで良いことなのだが、 私見では、将来の友好親善のためには、 程良いところで、これたの史実はお蔵入りにしたらどうかとも思う。 南京では、大湖の北岸南岸から攻め上がった日本軍と民衆との問題を。 白洋淀でも、今回「抗日戦争の実態を見てくれ」というので、 素直にじっくりと見てきた。 天津辺りから北上する日本軍と葦の湖でのゲリラ戦。 香港ではイギリスの鴉片戦争と同様の扱いであるが、 日本サイドでは「列強から解放した聖戦」の捉え方さえあるものを。 注: 漢奸・中国で敵に通じる者。売国奴。 特に抗日戦争下日本に協力した者をいう。 偽軍・中国で、日本軍に与した軍隊。 民官共、罪が重く、罰された。 傑作は日中共に自分の兵士は「神兵」と呼んでいた。 ただし、我々が鬼畜米英と呼んだように、日本兵は鬼子と呼んでいた。 |
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また、中国のテレビで、日本のポスト・コイズミについて、 アベ・フクダ両者の実質的な選出劇と見ているようで、 日本の経済同友会会長・北城恪太郎が 「小泉首相は歴史を知らない」と、言ったため、 日本国内の世論調査は「コイズミ離れが加速!」 と報道している。 因みに、26日帰国したら、このトップ経済人は、 彼自身の発言を政府に「遺憾」として、謝ったとかである。 なにをか言わんや。 日本のODAは昔の大東亜共栄圏に、更に増加すると、 日本で報じている。 今もなお、中国に対しても日本のODAは続行中である。 このような風潮の中での巨額なODAは、所詮、 日本人民が拠出しているのだが、 日本が可哀想で仕方がない。 |
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日本ではタブーだろうが・・・と、前置きして、 いよいよの歴史認識は「天皇が謝っていない」と、表現し、 それにはアメリカの赤化ドミノ対策の、その防波堤というか、 アメリカの占領政策に起因している。 そのような声が聞かれた。 |
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唐騰さんには終始 並々ならぬお世話になりました 厚くお礼を申し上げます。 |