北京囲碁ツアー

                          高野圭介

 
北京で碁を打ってきました。

「家研」という大阪で家田先生の指導を受けている
メンバーを中心に、声を掛け合って9人で行きました。

北京では唐騰さん、馬林さんやみなさまのお世話で
碁の桃源郷の演出も鮮やかに、盛りだくさんのイベントが催され、
意欲的になればなるほど体力が気力に就いていきにくいほどでしたが、
各自の自由さも充実して、碁の竜宮城のようでした。

これらの様子は、以下をリンクして下さい。

http://bible.ne.jp/kanami/diary/03-03/pekin_top.htm


北京で碁を打とう

2003年3月12日〜17日

長谷川加奈美 記



歩歩高


王府井


太極拳


中国棋院



胡同界隈


汪剣虹囲碁クラブ



終日手談


燕山手談社


それぞれの観光


劉家銓さん宅にて


北京を後に・・



後日、北京の唐騰氏より以下のメールが届きました。

中国の囲碁雑誌「囲碁天地」に掲載された記事(訳 唐騰氏)



 最近発行した四月分(半月版)囲碁雑誌「囲碁天地」の中に
「老了、但不要老去」という表題(年を取ったが、取っていく
のはいけないと言う意味で)で菊池康郎の
最近のいい調子を話 す文章が載せられました。
この文章は今回の碁吉会の訪中のことから始まったのです。

次はその訳文です。
******************
3月中旬のある日、中国棋院に
特殊な日本のお客さん達は来ら れました。
彼らの顔には歳月の痕跡が消されないですが、
碁 盤の傍に座ると、子供達みたいな
快楽的な笑顔になります。

これは日本のアマ囲碁訪中団で、
初心者から7段までの年寄り愛好者達から組まれています。
中国棋院側は適当な相手を手 配してくれたので、
アマの試合に面白いことが起こりました。

 一人の日本のお婆さん(中国では老人(60以上)への
尊敬する呼び方)は一手を打った後、
中国側の相手はその手が駄目だと指摘して、お婆さんは
後の何手かを打ってみると、確かに駄目なのが分 かり、
笑いながらその手を直して、再び局を進めました。

確かに 彼達はもう年を取っていますが、
囲碁の楽しみは始まったばかりのようです。

「いま、日本で囲碁を習う老人の数は子供より多いですね。
定年後囲碁を触る人も多くて、そして、
無中になって止められ なくなります。

ですから日本の囲碁大会の現場に出場した老 人が多いことをみると、
 日本の囲碁の後継者がいないと感嘆 する人は
多くの老人が囲碁の魅力が分かったばかりだということを知れ ば、
異なる感嘆をしてくれるでしょう。」
と王銘エン九段は言いました。

年を取ったが、取っていくのはいけません。
囲碁は少年に厚愛をよせますが、
勤めうまないように囲碁を勉強する老人を無視することは
一 つもありません。

お婆さんと言う言葉は中国では尊敬の意味で 日本ではそれほど年
寄りではないのに 呼ばれたくないと云うことではありません。

記念として、
その雑誌は高野さんに一冊送るつもりです。
                           唐騰