楽水「海浜仙人・童子の碁」 まるで仙人・童子と清遊している感じだった。 この世に滅多に遭遇することの出来ない純粋な光景は何と名状しよう。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　高野圭介
いつの間にか、する人見る人も一体となって、幽玄の碁の世界に没入していく。桃源郷の出現だ。
高田さくら（小学二年生）ちゃんは碁を見る眼がキラキラと輝いている。 家田先生は「才能がある！」と、ひと目で見抜いていた。案の定、打つほどに することなすこと壺に入っていて、幾らでも食い下がって挑んでくる。さすがだ。 聞けば、「普段からゲームの大好きな子」とはお母さま。 ゲーム感が研ぎ澄まされている。
さくらちゃん。お母様と。	「ヨム」ということが出来る。凄い！
じっくりヨミに耽っている姿は只者では無い。これが初めての碁とは・・・オドロキである。 「このお嬢さん、やれば、幾らでも強くなるでしょう」　とは家田先生の折り紙を付きだ。
家田隆二八段　vs　４子　川嶋宗継 161手以下略　白１４目勝ち