囲碁に活力を


「金をかけない棋道啓発・普及効果策」

                               水口藤雄 稿  高野圭介要約

碁の仲間
ネット碁の大手、サンサンを立ち上げると
素晴らしいメッセージに逢えます。


ネット対局 サンサン


「碁を打てるひとときは、碁がたきの贈り物です。
囲碁を愛する数少ない仲間を大切にしましょう!」
と。

 いつもながら思うのだが、囲碁愛好者にとって、
誰とどこでどのようにして碁を打つかは大きな問題である。

囲碁人口はいったいどうなっていくのだろう?

 畏友・水口藤雄  
水口藤雄氏という人が居て。囲碁を愛し、囲碁の不振を嘆き、
囲碁の隆盛を心から念願している得難い方である。



 ご存じ、水口藤雄の著名な著書は多い。
「囲碁の文化誌―起源伝説からヒカルの碁まで」「碁の宇宙 」
「真髄は調和にあり―呉清源」「10分で打てる碁」などなどである。

指導の空白問題  
氏は喝破する。

「韓国、中国、台湾の‘やる気’の前には日本のそれは
圧倒されているような感を免れません。

25~30年以前から、日本囲碁界は先進国の矜持とプライドに
酔ってしまったような’錯覚’の上にあぐらをかいてきて、
最も基本の’底辺拡大’への地道な努力を手抜きしてきた’つけ’がはびこり、
惜しいかな、入門・初心者の開拓面で大きく遅れをとってきたのではないか。
そのように私は悔やまれてなりません。

この後進の指導の空白が問題なのです。」
と。

 囲碁界の視界  
ここに、「囲碁入門テキスト」「入門ドリルとカリキュラム」の完璧化と
「囲碁の義務教育化・必修科目」を提唱されています。

 その一貫として痛快きわまる
「金をかけない棋道啓発・普及効果策」を発表されました。

 曰く、
この36項目の二つ三つが成功すれば
囲碁界の視界が開けるのですが
と、望んでおられるのです。
 


 金をかけない棋道啓発・普及効果策

水口藤雄