ヨミ不足・欠落の課題

                                     堀江 浩自戦記

家田隆二八段 vs 四子 堀江 浩

2006年4月15日 於隆研4月・神戸サロン

144手完 白中押し勝ち

3子も4子も同じ
前回まで3子でお願いしてきたが、
無理打ちが多くていい碁が打てなかったので、
今回は4子で打っていただいた。

しかし結果は同じで、乱戦の末、投了となった。


いろんな選択肢
いずれも高野先生の指摘だが、

黒8は1路左上の14のところにコスむ。
黒26は20の2路右に1間トビもある。

いろんな選択肢を比較して着手を決めるということだろう。

ヨミになっていない  
黒40はひどい。全然ヨミになっていない。
41にハネだされポン抜かれた。
せめて40を45のところに打っておればまだしもであった。

家田先生の辛抱
ここで投了かとも思ったが、
せっかくプロに打ってもらっているのだからと、
もうしばらく家田先生に辛抱していただいた。


凄い白183
それにしても白183はすごい。

タイミングもさるこたながら、
中央と下辺と、一石で二鳥をねらう。

これぞ、プロの味。
参りました。


1手パスとは
黒188のツギはすでに白183があって、
192のキリはないのだから1手パスにひとしい。
ここは182の一路下にアテて,中央の黒の先手イキ。

下辺の黒のイキに向かうと、まんざらでもなかった。

急所での、重大な戦機逸失である。

ヨミがないのを後悔
高野先生から、
初めのひどい碁をコウに持ち込み、
勝負所まで、よく打ったと慰めていただいたが、

肝心のところでヨミがない後悔の碁であった。