歓びに浸った 大物喰いの快感

                                       堀江浩自戦記

家田隆二八段 vs 四子 堀江 浩

196手以下略 黒中押し勝ち

、大物喰い
私の碁はお互いの石が切れてきて戦いになれば「しめた!」と、喝采する方で、
いきおい、石の火花が散るように、ぎしぎしと音を立ててくる。

しかし、戦いになったら何とか打てる、と言うのではなくて
なよなよしたゆっくりムードが打てないのです。
したがって、やり過ぎて負けることもあれば、
ひょんなことで、大物喰いの快感に遇うこともある。

本局は、その、大物喰いで、久々の歓びに浸った一局となりました。


正確な復元
ただ、196手までしか記録されていませんが、
私の記憶力では、正確な復元はできませんので、
(間違った記録では家田先生に失礼ですので)

以下肝心の所が再現できない不甲斐なさに身の置き所もありません。


高野評
勝着は黒152ワリコミ。
後は白の猛攻に良く耐えた。
つまり、白の紛らわしい勝負手の連続でしたが、
結果は黒の中押勝となりました。

失着が2つ
全局を振り返ってみるに、序盤、急所の失着が2つ。

黒54は59にノビて打て。本譜白59とポン抜かれては戦えない。
黒56はまったく遊びで、活きている石に手入れをした。



堅実な碁を
目ざそう


家田先生の手心で勝たせていただきましたが、乱暴な碁で、反省しています。
次回はもう少し堅実な碁を目ざします。