目一杯頑張って、楽しい碁 二譜

家田隆二八段  vs  先 高野圭介

                                  高野圭介自戦記

 碁は楽しく打つ
今日ほど碁について考えさせられたことは無い。

かねがねから「碁は楽しく打つものだ」という信念でやってきた。
それが、新春以来、かってない雰囲気が醸し出されていった。

その根本は、真摯に碁に取り組めたことにある。

 一手30秒  
家田先生に一手30秒の碁を2局打って貰った。
先生は四局打ち。だから、
30秒は万全を期せられないと前置きがあったものを。

むしろ、
30秒では打ち切れないが、40秒だと話が違うということだった。

貴重なお話だった。

 第2局目の碁

習作 第2局目の碁

一手30秒のお稽古碁


高野自評 
 第2局は黒の大模様の立ち上がりだった。
黒77手ツケがこの一手と思った。
それは右上隅は打ちようが無く、チャンスを掴みたかった。
黒83手が満を持した狙いの一手と判断した。
白114中央ノゾキにキカサレでもタンツギでなければいけなかった。
ことを大きくして、難しくした。
とはいえ、上辺の白には眼がなくて、白152ワタリが強要され。
本局も今からの碁となった。


習作 第1局目の碁   一手30秒のお稽古碁