陳腐化した定石だった

                                     高野圭介 自戦記
                              家田隆二 講 評



家田隆二八段 vs 二子 高野圭介

2006年2月18日   於 神戸サロン

171手完 白中押し勝ち

無難と打った手が
黒16は無難なこの一手と、打ったが、
黒24の打つ手がない、とは恐れ入った。

ぬるさも緩し、後で、聞いたことだが、
すでに、お払い箱の定石の一手だった。
ここは、ツケコスところ・・・・とは。

おまけに、黒24一子を持ち込んだ。
一手ばかり損した感じで、滅入ってしまう。

勝もっと、手厚く・・・
白黒46は非勢と知って、稼いだが、
ここは、手厚く59と、オシツケて、再起を図るべし。

早くも、アカン国立公園
黒52は活路を求めたつもりだったが、
ここは辛抱して、守るくらい。
大悪手となった。

黒110も、うたざるが可。

この二つの変化で、いよいよオーゾンウエールズ。
お終いのン。