黒の言い分が通った


                                 高野圭介自戦記

家田隆二 vs 三子 高野圭介

2006年3月18日 於 隆研3月
152手完 黒中押し勝ち

振り出しに
序盤、白の形が崩れてきたから良いとはいうものの、
黒20はぬるま湯に入って、逸機。
37 にケイマして、下辺を盛り上げるべき。
白35,37と中央を打たれては、振り出しに戻っている。

形を決める
黒26は25の上(164)から、二段にハネて、形を決める。
黒32まで、アツいと言えば厚いが・・・不十分。

家田先生評


キーポイント

黒33まで右上は一段落。
黒34が厳しい。
だから、白21で、43からハネサガリだったか。

キーポイントは黒82から81.86.のハネツギであった。
黒92まで、黒の言い分が通って、黒に勢いがついた
ここから、大きく黒に傾いたと、評がある。

白の打ち過ぎ
黒100は機敏に稼ぐ。次に、

白131が打ち過ぎだったか?
あるいは
白135で178にハネたらどうなっていたか?と、
自問される。

結果、黒148まで、白がトントンで取られて、
白は最悪を迎えた。

有終の美?
黒184からコウに持ち込んだが、黒196で万事窮した。

ただし、黒178は逸機。78の上から89にアタリを打って、
中をシボれば、有終の美だったのに。