ヒズボラの休戦が悲惨

                                    高野圭介自戦記

家田隆二 vs 二子 高野圭介

2006年8月19日 於 隆研8月
195手完 白中押し勝ち


左上の隅、一間にトビツケが魅力的で、他所の花が美しく見え、
勝手なヒズボラの休戦が問題となった。

よくよく反省してみると、ダメ・コウノの最たる碁であった。
つまり、見るところが見当違いであった。そして、急所で、敵前逃亡をして、
勝手なヒズボラの休戦を決め込んでいた。

これが素晴らしい明日の糧になるかどうか・・・

新型注文発進
先日、私が黒2.白3.黒4.とハサマれて、苦戦に陥って、
鈴木為次郎著「囲碁大辞典」で調べた話をした。
先生は「それは、もう古い」と言われるので、
「それでは、・・・」と、同型で対局が始まった。

案の定、チキリトビである。
白11まで、相場か。

家田評 黒32は35に、ツキダシであったか。
黒72は面白い。右辺を破って、黒よし。

黒94は114ハネで、戦いの主導を握るべし。

この碁の戦犯は、この一手にあった。
戦場にあって、勝手に休戦に入った。


黒106まで、手割りも、黒やっていない。
黒152も小さかった。

黒186が最後の失着で、193と打って、しのげていた。
そうすると、これからの碁であったか・・・と。