新手に三度目の挑戦

                                        高野圭介自戦記

家田隆二 vs 二子 高野圭介

2006年9月16日 於 隆研9月
205手以下略   白1目勝ち

同じ形で
最初から碁のことを申し上げる。
左上の変化は三局目である。
まだ、プロの対局でお目に掛かったことがないから、
鋭意同じ黒42ツケを試みた。


3回目の挑戦
その後の変化は白47まで必然のようで、
そこで、黒は第一局(家研・8月3日)は黒48で、52ハネで打った。
第二局(家研・9月7日)は黒48で、191と引いて打った。
第三局(隆研・本局)は48とオシてみた。

3番煎じ
記録していた長俊次さんが「この変化は黒は、もう一つやったなぁ」と
洩らされたが、さもあらん。三番煎じであったものを。

捨てゝ打つ
しかし、家田評では、後が難しかっただけで、
黒58は打たずに、単に黒60白61ならば、そこで
黒は59辺りから迫って、黒40.48の2子は捨てて打つ。

黒58が元凶で、重くしたのが問題。なお、
いったん捨てるといったこの2子は実際、トリキルのは難しく、
「黒もやれる」というのだった。


まず、逃げて  
右辺、黒78まで、大成果だと言うのに、
なにをか言わんやというのが、
黒90で、91と一つ出て、白79の右ヒキと代わって、90だった。

陽動作戦
白109は陽動作戦。とはいえ、実際は何もなかった。つまり、
黒114のとき、106の右にタンツギが常用の手段なるものを

白1目勝ち
黒168が最後の失着。168で、169ツギで、黒に残っていたものを。
並べて、白一目勝ち


白の自重
黒90のもたつきから、白は自重に過ぎている。白93.白147がそれである。
これが、細かくなった元凶であろうか。