定石の進歩


                                     高野圭介自戦記



今日は忘年碁会。新年も心新ただが、年末も一つのエポック。
 普段ではない心境ともなれば、三三を試みた。


問題の
二つの着点


左上、ぴったりとした定石!とばかりに黒20。
しかし、
オットドッコイ、それは古い!と家田評。
白25オシが有力で、今では進化した新定石。
黒20の形はすでに廃れていて、お蔵入りのの由。

知らぬが花とはこのことか。
なるほど、白の懐が深くなった



快調に飛ばしてきた黒だったが、

黒112を悔やんでいる。下辺渡りか、中からだったか。
また、黒124はノータイムの失着。たぶん130ノビキリが可。

この二つの着点に問題を抱えては、さすがの二子の威力は消え失せていよう。


打ち掛けに


白141で、タイムアップの打ち掛けとなった。

打ち掛けのとき、家田先生は「結局はコウでしょうか?」
と言われていましたが・・・

コウ材は黒からは右上と左下に幾つかあるが、
白からは傍コウがそこそこあるので、いったいどうなるのだろう・・・

先行きは、たぶん、・・・