賑やかな碁となった

                                         高野圭介自戦記

家田隆二八段 vs 二子 高野圭介
2007年5月19日 隆研・神戸サロン
158手以下略  白中押勝ち


帰趨が読めない
 三三から打ってみた。
「オーソドックスで行こうか」と、家田先生。

「華々しいと言うか、賑やかなというか、
中も四隅も盤中凄い変化の連続で、
最後まで勝敗の帰趨が読めない」とも、先生の弁。


黒の好着
「黒の好着は3点」

1.黒16で、白が切れた。
2.黒24は本局随一。
3.黒96は喉元に匕首。


黒の問題
「黒の問題はいろいろ」

1.黒36は直ちに40。
2.黒74は75が面白かったか。
3.黒126は128で、治まりか。
4.黒128の時点ではむしろ黒乗りかイーブン。


気の抜けない碁
あと、ヨセで、黒失敗。しかし、

「最近、白がまったく気の抜けない碁になってきました」と、総評。