楽しく目一杯打った


家田隆二 八段  vs  2子 高野圭介

163手以下略 白3目勝ち

2014年12月2日 於 骭、

                             高野圭介自戦記

 
黒は最初から工夫してみた。終始、目一杯打って、充ち満ちた一日となった。

 序盤  
黒10二間トビ。これはプロの実戦例もあるそうな。

右下、40年前、一世を風靡した大型定石の再現。
ただし、黒34はヌルかったか。右上シマリだった。

黒56が工夫の一手。黒58と整形できた。

 中盤  
白87は上辺の味に備えた。必要な手。

左下黒100ハネダシはトリカケではなく、攻めて、
地を固める心算だったが、
先生にはトリカケと写ったらしい。

下辺黒122オサエで、126取り切りで、
下辺の生死に活きぐらいはあると、先生の指摘がある。

 ハイライト
黒の誤算は下辺
黒140で151トリキリが良かった。それなら残っている。

後、ヨセで、逆転されている。

検討の醍醐味  
本局、検討に時間を割いた。
打つのも良いが、検討の時間は至福の時だ。