幸運の一目残り! 宮垣 実自戦記 家田隆二八段 vs 五子 宮垣 実 2007年1月22日 於隆研・神戸サロン 108手以下略 黒1目勝ち |
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指導をしていただくことが久しぶりに思えたために、 「何子でお願いしたらよろしいか」と今頃になって 妙な質問をして、五子局と決まった。 |
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時々勝たせてもらっているけれども、今日はそう甘くはなさそうだ。 案の定序盤右下隅の折衝を一手あやまり、黒10個前後の一団を召し捕らえられた。 黒30はソッポだった。 忽ち白31と一手つめられて御用となったのは返す返すも残念。 |
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このダメージはそっと置いておいて気持ちを奮い立たせ、 あっちこっちと先着して地を稼ぎ、終局黒一目残りとなったのは幸運でした。 |
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高野の眼 どうも、宮垣さんに勘違いがあうようだ。 元を質せば、 「置き石があるから、無難に、囲っていて打てる。勝てる。 だから、確実に活きて打つ・・・終始それを貫く。 だから、白を攻めるなんて、とんでもない。」 そう、思って、棋譜を追うと、常にシノギの筋ばかりで対応している。 力強く白を攻めるというスタンスさえもない。 全部活きたら、碁は終わりで、後はヨセ。だから、早くヨセが来る。 ヨセに入ったら、囲っている黒地は減る一方であることを思われたい。 近い碁(互い先に近い)では無類の力が出せるのに・・・ それは、良い碁を打ちたい、その前に、勝ちたいが先なるが故に。 勝負でなく「戦う宮垣」に変身されたらと、思う。 |
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指導碁で勝ったと喜ぶのは飛んでもない了見違いだが、 ここのところ 將碁の会と GO−Net どちらも大変好調ですので喜んでおります。 |