整ってきた碁形

                                        高野圭介観戦記

家田隆二 vs 五子 南谷益子

2006年9月16日 於 隆研9月
135手完  白中押し勝ち



アメリカ帰りの南谷さんと私は並んで打っていた。

ときどきその碁を覗くのだが、若干の緩さは感じても、常に形が整うている。
崩れていないのだ。つまり、好もしい碁形が保たれたまま終局した


先生の評も

懇切丁寧

そのもの

黒12の二線はダメで、中へ出るよう。



黒44も同じくダメで、中に目を付けて。



黒64はすぐに、
黒112とケイマのツキダシからキッて、



黒76は怖れずに、77とさえぎって何もない。



局後、南谷さんは「最近、よく打てていて、三段の人にも勝ったんよ」と、
自信のほどを吐露されていた。