小気味のよいシャープな碁


                                        高野圭介観戦記

家田隆二  vs 五子 田村 彰

2006年9月16日 於 隆研9月
137手以下略  白中押し勝ち

素晴らしい
田村さんは「自分は低段者である」ような自己紹介で来られた。
「では五子局で」と、家田先生。

家田先生は「負けてはならじ」と、
白27あたりから、意欲的な展開で、対応される。

田村さんは対局態度も立派で、碁もケレン味がなく、
一手一手に渾身の力を振り絞って打つ心がけが素晴らしかった。


気合いで
対局が済んで、先生の解説は黒50辺りに集中した。


黒42は気合いで、ツナないで、44と打ち、
勢い白42のとき、50の上にカケると、勝負あったか


切れ味鋭く
私と先生が二人だけになったとき、
「田村さん・・・ねえ、良い碁ですね。どう思いますか」
「切れ味鋭く、小気味の良い碁ですね」と私。