2子局は平手戦!

勝機を感じられなかった

                                              吉岡信一自戦記

家田隆二八段 vs 二子 吉岡信一

                   
2008.07.17  於 隆研・神戸サロン
228手まで 白中押し勝ち


反省,黒6
  当たり前の手だが,一路高い一間ハサミがぴったり.

  白13まで進行すると,
黒6はなんでこんなところにあるのだろうと思いませんか?


走り過ぎ
走り過ぎ,黒14,黒16,黒18

   いずれも文句のない大場であるが,
   やはり本手はM5(黒180)の堂々たる一間飛び.
   これで勝てなければ2子局はダメだろう.


よく凌いだ
黒20の時,黒6子 vs 白6子

   左右に黒が控えている.白の手番だが,戦えない筈がない.

黒28では,一子をツグ手もある.
左上のシチョウ黒良し.
変化は省略しますが,是非確かめてください.

黒40まで,よく凌いだ.家田先生に褒めて頂いた.

消極的
黒46,消極的

   早く勝ちたいの一心.
一路左の飛びが堂々としている。
   それだと,白も手を抜きにくい.

黒60,弱気
   必要のない手.白61と換わって白の連絡を強化させた.

打てない手,
打てない手,白69

   狭くてもこれが正着なのでしょう.
ここをしっかり生きておくことが左辺〜中央の黒を攻めて,
左上の白の強化に繋がっているのだろう.

気が変わって
黒74,気が変わってしまった.

   白に切り取られる手が大きく見えてしまった.
白は生きているのだからヨセに過ぎないのに.


敗着,
敗着の始まり.

黒82姑息な手だった.
堂々とC14(白85)に打ち込む手が
なぜ打てなかったのだろうか.


敗着,黒140

   黒140で、左上隅(白141)に備えていたら、活きはあった。
でも、そのまま細かい負け碁?

   白143失着.黒144失着.
黒146では投了が最善手だった!