稼ぎ作戦で,結果オーライ

                               吉岡信一自戦記

家田隆二八段 vs 二子 吉岡信一

2008.12.18   於 隆研・稲葉コミュニティプラザ
147手以下略 黒5目勝ち


褒められた黒10
褒めてもらえた黒10

白を凝り形にする好手だと褒めてもらえた.
家田先生はその前の白9がおかしかったと.

黒が割りを食った
黒20は最強の攻めだと思って、
褒めてもらえると思ったが,
21に押さえるのが正着だと言われた。

その結果,
黒38までの分れは黒が割りを食っているのだと。

白49は低い
僭越ですが,
白49は低いのでは・・・・


低く来てくれたのはありがたい感じだった。
黒50がこの一手となった!!

黒54は薄い。87にコスミがいいと。


変調の黒56。  
石の調子がおかしい.黒56。

実は自分ではいい手だと褒めてもらえると思っていた.
正反対だった!!

黒56では81の伸びが厚い。
あるいは55の一路下の切りで戦うのもあると。

痺れた!  
白59には痺れた.絶好の走り.原因は黒56にある。
なるほどこのタイミングか。


白65には
感嘆した




2目の損


白65にはなるほどなあと感嘆した。

しかし,これが当たり前と感じるようでないと,
これ以上の上達は望めないのだろう。

とは言え、黒80まで、白は何も打っていない。
黒を固めただけ、」とは高野説。

 この変化中、
黒76または黒78では
79の曲がりを利かすべきだった.
2目の得を逃した.


黒は
稼ぎ大作戦


黒は稼ぎ一直線。
 黒84から,黒86,黒90の3手。

 自分では結構イケテルと思っているのだが,
この習癖を直さなければ上達は望めないのだろうか?


上辺へ
打ち込みの
チャンス

 
黒84では
 家田先生からは85のケイマを指摘されたが,
私には気が進まない.

 
黒86では上辺の打ち込みのチャンスとは
高野さんの指摘。


なるほど2子で勝つには
そこまで踏み込まなければならないのか。



右下隅の
打ち方


タイミングを見て、
黒はC(144)のノゾキをキカして
140からヨセて打つ手もあると指摘された。

黒薄い  
黒90は黒の一貫した稼ぎ作戦だが,薄くて良くない。

 黒102まで巧くやられた。
薄かった白の上辺が厚くなり地になってしまった。


黒の思惑通り
僭越ですが
 左辺の黒の大石を白105〜111と後手で切断されたが,
何故だろう,黒の思惑通りではないかと感じた。


 黒の大石は105の一路右の切りがあるので
大丈夫だと思っていたので。


 白115敗着!?
またまた,僭越ですが
 白115敗着!? 116に切られたらどうなっていたか,
黒は自信がない.

黒は生きても白地が増えるのではないでしょうか?



黒収まりで、
優勢に



 黒126まで収まれば悪くないと思っていた。

 黒138まで10目の地を持って収まれば
もう紛れるところはなく、
負けるはずはないと。