いつにない積極作戦

・・・吉岡定石(?)出現・・・

                                     吉岡信一自戦記


家田隆二八段 vs 二子 吉岡信一

2009.1.15

於 隆研・稲葉コミュニティプラザ
191手完  黒中押し勝ち


黒10以下
早速に積極的な作戦。
  黒30まで五分の分れ.厚みか?攻める目標か?
  左辺の白はどちらでしょうか.

私は攻めることを全く思いつかなかった.
ここが私の弱いところ.


黒32
戦線離脱,

黒34カケツギ
左辺の白に圧力を掛けなければいけなかった.

黒38
方向違い,同じ理由.39にツグべし.

白47
必争の要点?方向違い?
どちらか分からないが、
  黒がケイマした形と比べれば絶好点!

私は,184の急所のツケを睨んで,
155辺りから来られる方が嫌だった.


黒50となって
黒はほぼ生きて安心した.

黒60以下
吉岡定石??(高野・命名)

黒60のオサエ
あまり打たれない手らしい.

  注意点は黒52が一路下のハサミの時は超危険です.
ここではツギが2ヶ所,抑えが四ヶ所と選択肢が多いところ.


 黒74キリ
元気すぎる?

ここは、85に繋がって,切るぞと脅す方が含蓄がある.
  しかし,白87までの分れは黒悪くないと言われた.


白80
やって来られた.
しかし、
上辺の黒がほぼ生きているので
黒は戦える自信があった.


白133
びっくりした

黒134
反対から抑えると,黒頓死!


黒140
146にキル手があった.
  146にキッて黒良しだと言われた.変化は難しい!

黒144
絶対に切るべし.

 白147でシチョウ
参った,参った.

黒160まで
生きた心地がしなかった.

白161
遂に取りに来られた.

白が足りないからこその取り掛け.
ここは、以下,我ながら良くしのいだ.


黒174
175に連絡する方が確実だった.

白181
白からトリカケに来てもイキがある.

結果論だが,
黒174が妙手になっている.