冴える! ウルトラCの連発・・・坂井碁聖誕生 高野圭介インターネット観戦記 |
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9:30定刻 対局開始 序 盤 |
左下隅黒11カケから、新型(すでに打たれているとか)定石発生。 左上黒19三三入りから白28まで、白の模様、黒の実利となった。 黒29から右辺へ。白32ツケは面白い着想。とは言え、 これからが難しい。難解な変化も良い分かれとなった。 白48で右上三三に先着。 |
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昼の休憩 | 白58で、昼の休憩となりました。 盤面を見渡せば、白黒とも驚くほど手厚い手ばかりです。 コンピューターの形勢判断は黒10.5目優勢。 しかも、黒の先手番。 この辺りで、白のウルトラCが欲しい! |
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実現した 中盤のウルトラC |
白、早くも白のウルトラC:白64・66・68・と上辺を割って、白有望 (清成九段解説者) 次いで、白のウルトラC:白72オキ。これがすごい!勝着か 白78現在、コンピュータ−形勢判断は白8.5目優勢。逆転です。 |
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黒の打開策 | 黒79で打開策の長考に入った。 ぼちぼち黒のウルトラCがあってもおかしうない。 下辺3子への強烈な攻めはあるのか? 右辺白の2線へサガリの手順が白に回るのか? 左辺は白の勢力圏とは言え、何が出るか? |
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関ヶ原へ | 黒93から、関ヶ原へ動き出した。 微動だにしない手厚い白の対応の最中、 白108の出に、黒の眼がない。 またもや仏壇返しか! |
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白黒のサプライズ 坂井のいぶし銀 |
私にとって、サプライズが2つあった。 1つは黒109の1目カミトリ。・・・・張羽の勝負根性 もう1つは白116アテ。・・・・・忍の坂井のいぶし銀 共に勝れた大局観に拠るものである。 |
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コンピュータ−形勢判断 | 下辺の3子が治まった時点で、 一歩一歩白は勝利への道を闊歩しているように見える。 白124と下辺に手入れした時点で、 コンピュータ−形勢判断は白3.5目優勢。 解説の清成評も同様だった。 黒141あたりからのヨセは私らにはもうまったく見当も付かない。 もし、私が代わって打ったら・・・・ 20目30目ヨセられるぐらいはアタリマエで、 どれほどをいつどこでむしり取られるかも分からない。 そういう局面。 |
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ヨセのウルトラC 白250キリ |
白174中央にオキはヨセのウルトラC。 しかし、終盤230手を過ぎたあたりから、 コンピュータ−形勢判断は逆転、 黒半目勝ちのシグナルが出始めた。 あわや、逆転?気が気でない。 またまた白250キリが鋭く、 ヨセのウルトラC やはり白勝ちかと固唾を呑みながら、 整地を見守りました。 結局、白2目半勝ち! |
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解説者と対局者 |
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坂井秀至碁聖戦第5戦・・決勝戦 白番 坂井秀至 vs 黒番 碁聖 張 栩 黒番 6.5目コミ出し 2010年8月27日 於日本棋院 266手以下略 白2.5目勝ち |
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