手厚い中盤の戦いで、抜き出だ!

第二戦

2010年7月11日



                                                        高野圭介記

第一戦 白の鋭い眼力で、黒のアジ悪が露呈

 「客家」の研究
第35期碁聖戦の第二戦が 7月9日に打たれました。

私は、もう3ヶ月も前から
「客家」の研究をテーマとした
厦門(シャ-メン)行きのツアーに参加していた。
(後日、レポートします)

碁聖戦勝ちの報待つ夏の夕     圭介

嬉しいニュース 
残念ながら、インターネットの接続もならず、
帰国一番空港からの携帯で入った「坂井先生が勝った!」という嬉しいニュース。

小躍りして、週間囲碁に眼を通し、確認。帰路を急いだ。


地の碁でもあるし
模様の碁でもある


プロの目では一手一手に凄い読み比べの問題点があるだろう。

私の眼に映ったのは

「普通、模様の碁とか、地の碁などとあるが、
第2戦の本局は双方地はしっかりあって、模様は弥が上にも大きい。

つまり共に、
地には辛いし、スケールは大きいし、これは何という碁なのか?」

 悠々たる態度
更に「先に地を稼いだ黒番張栩は白の大模様に対し、消しに行こうとない

怖ろしいばかりに、悠々たる態度で打っていることだ」

その中を、白は手厚く打って、抜き出た

狂わぬヨセ


「チャンピオンの碁は誰しも抜群のヨセがある」と私が信じている通り、
いったん終局間近し、と言ったら、
もはや狂いはない。しかも両者トップ中のトップである。

 個々のプロの批評は私には話の上での話に聞こえて、
これだけの手応えだけで、観戦は十二分であった。


第3局に
応援の声を

 

次の第3局に応援の声を凝縮して送りたい。

第3局 7月20日 新潟県長岡市 長岡グランドホテル



秘術を尽くして、中盤、坂井が抜き出た

白番 坂井秀至七段 vs 碁聖 黒番 張 栩

2010年7月9日

165手以下略 白2.5目勝ち

 
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