「平成のいぶし銀」誕生前夜



碁聖戦第4局

白番 忍の 坂井秀至 vs  黒番 碁聖  張 栩

2010年8月19日  於 関西棋院

174手以下略286手完  白3目半勝ち

                                     高野圭介 インターネット観戦記


来る27日の、第5戦の決戦は、
いよいよ「いぶし銀の本領発揮」ともなれば、
細碁は坂井の忍がヨセ切って、残す。

つぶさに見ると、


昔、佐藤教室で、坂井は結城の天敵だった。
それは、同じく、
張栩の華麗な大技は坂井には通じない
その辺のことの裏付けである。

つまり、
張羽の格別な長所に対して、その隙を破れるのは坂井しかない。


しかも、
終盤、ヨセに強い。坂井はヨセは人後に落ちない。
それは、トップ・プレーヤーの必携武器です。

ほんとうに坂井碁聖を迎えることが出来ると、確信しています。
以上、予感、予告です。


 応援団
応援団を任じて、グッと握り込んだ拳で、マウスを握る。

私のインターネット盤側観戦記を届けます。 

双方、立ち上がりの着手が早い。

 白22〜24
明るいなぁ 

上辺・白38
 打ち込みは絶好点で、タイミングも流石。

 白48
なるほど、サスガ!の筋。

 
白64 ツギ
アジ良いツギ

 
白78 こそ
感動の一手。白80と相俟って、
下辺一帯の黒の牙城に素晴らしい砦を構築した。

一気に細碁。

 白96ツギ
 「いぶし銀1号。  余人の真似出来ぬ忍の一手

 高野の予感  
100手辺りのとき、
ツギ(白144)が来たら、(将来、実現した通り。)
ツケコシがあるな、と予感した。

 黒101カケ
華麗・ 強烈で、勝てば勝着!・・・ウーン

 黒133.137キリ
 ダメを切った。負ければ、敗着か、
それにしても、黒134オシは力強い。

 白168ノビ出し
 「いぶし銀第2号」で、勝利を手繰り寄せた。

 白172
勝着になるか?


形勢判断 

(検討陣の見解頼りです)


 白176のとき「検討陣から、白良しの見解」と発表!

後は緻密で、確実なヨセで、終盤へ。
黒212のとき、1.5目〜2.5目残っていると、発表あり。


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