初夏洋上対局の白石大会


    白石・黒石のメッカへ船の旅に出かけました。
  長い船の中で、酒の宴、烏鷺の会、またその合間の句会。
 俳句、川柳、都々逸や雑俳とも何でも来いの句会が開かれた。
 
 手慣れた作家のユニークな永山さんに凱歌が上がった。
 次の句会は、いつ何処で・・・楽しみだなぁ

この船の中で「チェス講習会」を開こうと、意気込まれていたのに
 日本チェス協会会長・松本康司さんは永眠され、もうお会いできなくなってしまった。


瑞巌寺ヘボも強きも七百円

 

永山 隆


徹夜してカモメと飲んでバスで寝て



永山 隆


先生がヘボで生徒が下達する



永山 隆


駄目詰めてアッと驚く大往生


永山 隆


ザル碁でも厚い薄いと一丁前


永山 隆


美人棋士虫は殺さぬ石殺す



永山 隆



いしかりに烏鷺の楽しさ酔心地


田中正則


夜を通し打ってみたいなあの人と


橋本喜洋



白石城落とさんとして黒頓死


武知ハルミ



みちのくに碁吉集いて山笑



上坂徹雄


芝桜そぞろ歩を止む大馬鹿門



高野圭介


碁吉会人生無心囲碁一心


長 俊次


また負けた言いつつ上手今日も勝ち


井原嗣治