振り替わり 立ち替わり

家田隆二 八段  vs  三子  山口 完

199手まで打ち止め 時間切れ打ち掛け

                                    山口 完 自戦記




序 盤


黒 2、4、6の作戦は初めて試みましたが、かなり有力だったようです。
家田先生は「29の活きは甘かった」と云っておられました。


中 盤
 
146では149に戻り、白に146と継がせて(4の十七)に押えておけば
大差で黒が良かったのでしょう。

ところが「勝負に酔う」という私の悪い癖が出て146と打ってしまいました。
お蔭でプロ高段者の力を引き出すことが出来、面白い展開となりました。


終 盤

186で(1の十)と打てば、黒の大石は生還していたようですが、
その時、白に(11の二)辺りから来られるのが嫌だったので、
大石を捨てて左上隅に化ける事としました。