最後の詰めで、どんでん返し!

                                   堀江 浩自戦記


  久保田 大 二段 vs 4子 堀江 浩

103手完 白中押し勝ち





久保田 大先生には初めての指導碁である。
四子敷けば、四隅すべて星に先着しているので、中央を厚く打つ方針で臨んだ。

 早々、
白9で、33に入ってこられ、中がコテッと厚くなったので、チャンス到来と、
気の高ぶるのを感じながら、打っていたら、
白はいっぱいにユルミなく、びしびし来られた。

 最後は、黒88を90ならば、1手勝っているのを読み切りながら、
どう打っても手勝ち、と、判断。
これが甘く、白93ノビが想定外で、土壇場で投了となった。

 折角の大魚を逸した結末に、プロの厳しさに脱帽した。


 局後、久保田プロの評を記します。

黒18は悪手で、47が可。
黒34は味悪で、88に。
黒62は63と、1目抜き。
黒88は90で、黒勝ち。