手抜かりと余計なことと

                     
高野圭介自戦記

宮本義久九段 vs 2子 高野圭介

2005.06.25 於ジョイプラ
103手完 白中押し勝ち




宮本義久九段の指導を受けたのは、この碁が2局目であった。

ともあれ、見事にアマされた一局の反省点を探せば、
安楽死ならぬ安楽活きを平気でやっている。

A級戦犯は黒68だった。

これで、第二図のように
59の一子を噛み切っておいておく一手だった。
この手抜かりと、余分前をいっぺんにやってしまっている。
一瞬にダメにしている。

だから、
第二譜のように、黒68を打っておけば、
将来展望もあったものを・・・・ああ!

投了後、白1の近辺の打ち方を訊ねたら、
白1の周りの模様は、ほとんど地とは見ていなくて、
ヨセは、54の左のハネが最大とは、感動した。






傍目八目の眼

一ある観戦者のたわごとです−


高野さんはどれほど凄い碁を打っているのか、
自分自身は全然わかっておられないようです。

黒98で97の左に流れに乗って押さえておけば、白はまだ一眼もない。
何か妙手もあろうが、白はとても危険で、無事済むとも思えない。
私は私は黒98タケフが敗着と断定します。

 黒のご健闘を祝しますが、と、同時に、
この辺りで腰砕けにならないよう、今後の精進を祈ります。




本譜の進行

白に活きが見えたら、黒から打つところがない。
後は、投了の一手!とは・・・・







A級戦犯は黒68だった。

第二図

・・・手抜かりの決め方・・・功を急いだのか・・・
普通なら、打っているのに