決定的な敗着が分からぬ所が悪い

                                      宮垣 実自戦記


 
中野泰宏八段 vs 5子 宮垣 実

2005年6月26日
100手以下略 白17目勝ち




中野先生は何年か前に、坂井秀至六段の五段飛びつけ入段の試験碁を
打たれた新進気鋭の将来嘱望の棋士と、聞いていた。

いざ、前に座ってみると、
思っていた以上にお若くて、自分の息子よりまだお若い感じでした。
きっとお強いだろうし、油断はないだろうなと考えているうちに対局が始まった。


黒12は15とアテるところだった。チャンスを逸している。
黒14も異筋で、負けコースへの一里塚だった。
白41と、急所にこられてあわてふためいた。
黒42は47と、大石の方から遮断すればそう簡単には取られなかったかもしれなかったが、
黒石のカタチが崩れたことは確かである。

5子局で17目の負けは大差であった。
やはり黒はヨセられっぱなしだったのか。
それとも黒42が決定的な敗着だったのか、
自問自答中であります。

有り難うございました。