取られて、生きられて、参った!

                    
 吉田 健自戦記

  林 耕三六段 vs 3子 吉田 健

173手完 白中押し勝ち




三子局なので、五連星で戦えば最高と思って臨んだ。

黒20は定石で、充分と、思っていたが、23に割り込みが良いと、評。

黒24は27ケイマが良いと、評がある。

 この27と、2線へのケイマについて、
私は序盤に2線には打ちたくなかったので、想定外だったが、
評によれば、生死に関する場合とか、
本局のように根拠に関する場合は、
2線でも2〜30目はあり、非常に大きいとのこと。


白39で、黒の大石が死んでしまったとき、
「先生、この碁は終わりですか?」と、聞いたら、
「なかなか、今からですよ」と言われたので、
気を取り直して座り直した。

でも、さすがの大捕物帳も白169が妙着で、
巧妙に生きられては投了となった。

後で、何回も何回も見ている内に、
ひょっとして、まだ脈が・・・と思うようになった。
つまり、
黒170を171に付けていたら
目の急所で黒が背後に多いし
左下にまだ黒からコウ材も多いので
白は苦しいのではないでしょうか?

対局中になぜこのように考えられないのだろう。
これからは、粘るぞ!

対局後の林先生から懇切丁寧な評と言い、
対局中の誘導と言い、非常によい勉強をさせていただきました。
厚くお礼を申し上げま
す。



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