新風節特撰碁

東屋 弘 6段  vs  三子 内山和彦 4段


113手以下略  白18目勝ち

                               高野圭介 記





世話人同士気配り対局である。

内山さんはパソコンの先生。
東屋さんは囲碁初心者指導には定評がある。

初手合いで、どうなるか?


高野評

両者なかなかの小気味よい応接で、石が張っている。

黒40は本手かも知れないが、上に二間のハサミヒラキは一石二鳥。
黒44ももう一路上。

黒82は白の不備:中央の3子を危なげなく切り離すチャンス。
そして、上辺(85の上に打ち込むチャンスが回ってくる楽しみがある。

黒112は緩着。101の左にオサエが如何にも好形。


総評

黒は往々にして守って後手を引く習性がある。
普段から痛めつけられている・・・?哀しい業なのか。

やはり、攻め八分のに宗旨替えをお奨めしたい。

ひょっとしたら、二子の手合いを一子置きすぎたかな。
中盤、不本意な進行はその辺りにもあるかもね。