雪の露天風呂・・俳句吟行ツアー

日本有数の2温泉・・・伊香保・草津めぐり 2012年3月8.9.10日




                                               高野圭介



早春、標高1200b・伊香保・草津温泉の旅先のこととて、見る見る雪が降って積もっていった。

思わぬ大雪のプレゼントに、写真を急遽、慣れぬ
「俳句吟行」に切り替えることとした。


    
音という音閉じ込めて雪しまく   政子 (特別寄句)


 唇に雪の染みいる露天風呂      圭介 
  






露天風呂湯の華に雪降りしきる



湯船より第九のテノール舞う雪へ



木々たちはG線上の綿帽子

 





モノトーン下戸の我さえ雪見酒






舞う雪のたちまち入る湯畑に



湯畑の霞か湯気か白き華




春の泥夜半に地震のあったそな








明けぬれば墨絵の世界雪の精







春の土木々の根回り黒々と



湧き水は結氷知らず鳥の園




雪模様地球の皮を白に染め








モノトーン小鳥蹴散らす雪の華







トンネルを抜ければ霰4℃サイン



蕗の薹生まれしまんま店先に



野も山も銀箔の層音も消え






除雪車が腕まくりして奮闘す





カメラの寿命


数年間毎日のように撮り続けての過労死であったのだろう。

                                               高野圭介


PanasonicFX01 が突然壊れてしまった。

後日調べたら、レンズカバーがうまく開かなかっただけのことでした。


何の予告も無く、斜めの太い斜線だけが現れた。何かしていると、二.三枚写ったが、
まるでイトカワを撮ったハヤブサが行方不明になったように写らなくなってしまった。

このホームページを立ち上げて以来、このカメラで何枚撮ったのか?
数年間毎日のように撮り続けての過労死であったのだろう。

ああ、フェニックスのように、後日、見事蘇ったのだが・・・後の祭り。




突然現れた危険信号の
帯状の光・何だろう?




偶然写った最後の写真・東京スカイツリー


 カメラのない旅は初めてに近い。クリスのことが頭をよぎる。

 1970年代のこと、アメリカからクリス・ピッシェル(Chris Pishel)が
独りで我が家に遊びに来た時のことを思い出していた。

 クリスはカメラも持たずに来たのだが、姫路城で「シャッター」 と言うと、
片目を瞑って脳に焼き付けていった。

 クリスはサンフランシスコで、ダットサンに乗っていた。裸体族 の海岸へ行こうと、
北にあるゴールデンブリッジを渡って、タマルパイヤス山の東海岸に向かった。



山道で「カマカシィ」と叫んで、S字カーブの急坂を吹っ飛ばす。
何か?と聞いたら、「神風」のことだった。

 風の便りに、クリスは交通事故で植物人間と化したとも聞いたが、
今はどうしているのだろう。