中邑菫新初段 初陣を飾れず

2019年4月22日

                                高野圭介 観戦速報





藤沢里菜女流本因坊(20)が持つ11歳8カ月の最年少勝利記録更新は次戦以降にお預けとなった。

中邑菫新初段堂々の登場である。





第29期竜星戦予選第一回戦

公開対局は初の試み


白番 大森らん(16) vs 先番 中邑 菫(10歳0カ月)
       
              囲碁の史上最年少プロ棋士


持ち時間各1時間の早碁     2019年4月22日   大阪・日本棋院関西総本部



最後まで勝負を捨てなかった。勝負手は不発!






先手で黒の碁石を打った仲邑初段は、中盤まできっ抗した戦いを展開した。
しかし、後半劣勢となり、午後5時19分に投了した。

仲邑菫初段:悔しさの弁

「緊張してうまくいかなかった。後半が悪かった。次頑張りたいです」と

この辺り、勝負の山に差し掛かっていた。





プロ初勝利を飾った大森初段の弁

「打つ前は緊張して怖かったが、打ち始めてからは気にならなかった。
対局が決まってから弱音ばかり吐いていたが、土曜日くらいから弱音を吐かないと決めた」と
注目の対局を前向きに捉えるよう務めたことを明かした。


AIの形勢判断はすでに、白65%優勢と。





立ち会い人を務めた後藤俊午理事の評

「これだけの注目を浴びた幼い少女と16歳の少女が、
プレッシャーの中で立派な囲碁を打ってくれた。
勝敗は分かれたが、途中までは好勝負。
大森さんは思っていたより強い。師匠を超えたでしょう」
と2人をたたえた。

報道陣40社100人が詰めかけた異例のデビュー戦に「デビューしたてで
特殊な環境に置かれ、実力が発揮できるのかと思っていたが、
これだけの環境であれだけの囲碁が打てるのは素晴らしい。
これからの囲碁界を背負っていける」とエールを送った


菫初段の勝てる見込みは8%と、圏外に去った。