「囲碁日記帳」・・・チベットの碁の記述



                                            高野圭介




余昌民先生から贈られた囲碁日記帳「忘憂集」

「忘憂集」


中国で、2016年から新しい囲碁日記帳が発売された。
題して「忘憂集」。

忘憂は憂さを忘れるで、酒、囲碁などを指すことが多い。
呉清源の著書に「忘憂淸楽」があるが、その類いの命名であろう。




意味はハッキリ分からないが、囲碁に関する出土品についての記述  p.89 2月13日の頁

チベットの高山病  
帰りの飛行機の中で拾い読みをした。 あった。
チベットにある囲碁に関する出土品のことが記載されているではないか。

もう、15年も前、私が70歳になったとき、チベットへ行った。
北京に立ち寄り、王汝南先生にお眼に掛かったとき、忠告された。
「中国では、70歳になると、高山病が怖いので、もう、チベットへは行くな」と。

案の定、私は立派な高山病に罹った。

水口藤雄先生  
実は、チベットには格別の使命を帯びていた。

囲碁史研究家の水口藤雄先生から、チベットの碁の歴史について、
蒐集してこい・・・との使命である。

残念ながら、その時はチベット囲碁協会の方々と二局ばかり碁を打ったが、
その人達からは何の手掛かりも無かった。