20年ぶりの指導碁

滝口政季 九段  vs  2子 高野圭介

153 手完  白中押し勝ち

2014年10月19日 於 第35回保険医囲碁大会

                                高野圭介自戦記

 ファックス碁  
「滝口先生、20年ぶりの対局でしょうか?」
「いいえ、もっとでしょう。前に、ファックス碁をやりましたね。」
「一手ずつファックスして。本庄三男さんと」

懐かしい話の後の指導碁となった。

 芦田磯子先生  
傍に、芦田磯子先生が見ていらっしゃる。

「磯子先生、全日本の鶴聖戦の優勝戦で、本田先生を相手に、
絶対優勢な碁を落として、日本制覇がならなかった。
その記憶がまだ私の記憶にあるんですよ。」

 問題点  
黒14は15にマゲつけるべし。
黒4042は余分のことで、中をウスクした。
黒54は当然のように見えて、ヌルイ。55から攻める。
黒102は103マゲが良かった。

決定打を逸す  
最後は114で、アテコンで、下がる。これは決定的で、
これなら、まだ黒に残っていた。