淡水句会

2020年12月17日(木)



高野虚石:吟詠俳句集





月例 淡水句会


                                  高野圭介









正法を伝へる雪の永平寺   大森 尚

 
正法】 仏語

1 正しい教え、すなわち仏法。

2 三時の一。仏の教えがよく保たれ、正しい修行によって悟りが得られる時代。
仏滅後500年または1000年の間。正法の時。正法時。


【正法眼蔵】

一切のものを明らかにし、包み込んでいる、正しい教え。仏法。



当日の特選作

 中杉 特撰  
太陽をひとり占めして枯木立つ    公徳

中杉 秀逸   
寒風に芭蕉の足に追いつかず    
橫井 司

 中杉 佳作
 
しあわせの村幻の七五三     虚石



高嶋鵆  入選

 
冬の陽やメロディ踏んで忍び出る   虚石

橫井司 入選   
異次元の妙手蔵入り秋の風   虚石



高野 入選


枯葉散る肩にも眼にも心にも   虚石



藤田公昭 入選


徐にとばりから覚め灯の冷えて    虚石




コロナ旋風が一層激しさを増している。

それにつけても、もっと真摯に俳句に対せないものか。
矢張り、突っ込む時間。大いに反省!