動くな、傷を作るな 先 北川貴浩アマ vs 九段 清成哲也 高野圭介記 産経プロアマ・トーナメント2008 122手完 白中押し勝ち |
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北川貴浩 | 北川さんは ライフ大阪囲碁倶楽部でインストラクターを務めている。 北川さんの碁の感覚はともかく、 私はお人柄に惹かれて、折りあらば先で向かっている。 一回戦で、河英一四段プロを破って2回戦に駒を進めた。 |
清成哲也 | 対する 清成九段は今さら紹介するまでもない、 関西棋院・重鎮の出馬である。 |
西村 修の プロ・アマ論 |
西村修さんが「囲碁・梁山泊」の中で、言っている。 2008年春号 「鈴木流風林火山」より プロとアマの相違は沢山ありますが、 動かない、相手に弱点を与えない、 これも大切なことです。と。 |
アマらしい 問題点 |
気合い充分であった北川さんの、アマらしい問題点が たちまち敗着に繋がった2点を指摘すれば、 1.黒49コスミ。意欲的といえば確かに独創の手。 哀しいことに、これが白に勢いを与えてしまった。 2.白90キリ。切断!と怖ろしい手がキラリ見えた。 断頭台に足を掛けた感じである。 |
才能の真価 | とは言え、 北川さんの捻り出した黒115は 才能の真価を示した妙着であった。 さすが称賛に値する。 |