結城聡・桁違いの豪腕戦術 天元戦五番勝負・第1局観戦記 高野圭介 |
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プロの眼 アマの眼 |
結城聡がスターダムにのし上がってきた。 もちろん、天元戦の挑戦者である。 プロの解説はプロの眼。 私のオドロキの感動はアマの眼。 私の躍るアマの心をお伝えしたい。 |
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アマとは別世界 |
布石・・・黒1.3.とタスキとは好戦的。 戦い・・・左辺も上辺も難解な折衝でアマとは別世界。 |
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入神 結城の活眼 |
本局の不可思議・黒101。 中央を白102から108まで、シメツケを甘んじるなら、 黒101で、中央、白102からハネハネと決められて悪いから、 108に中央へ打つものと見ていた。 ところが違った。大違いであった。 白132と備え、白中央は安泰の進行となった。 ところが、黒155の値切りに始まって、黒187で、 死がかかっていたとは、お釈迦様でもご存じなかった。 振り返って、黒101は攻めないで攻めている・・という。 おおよそ、最終局面がすでに見えていた??? 桁違いの高等戦術なのかなぁ。 入神・結城の活眼であった。 |