淡水テニス・初々しい新入生

2010年4月例会 於 神戸商大・テニスコート

                                                    高野圭介


 規律が一番!
 新学期始まって、まだ1ヶ月足らず。
男子・女子学生も1回生が初々しい。

「大学体育部は規律が一番!」と、小幡会長の弁である。

「その点、淡水テニス部はキビキビと素晴らしい。」
そう思っていた。その時のこと・・・

小幡会長の嘆き節が漏れてきた。
「今日はレギュラーが3人居ない。
どうしたのかなぁ・・・部が乱れる・・・気に掛かる」


2名の女子マネージャー
 今、テニス部に女子マネージャーが2名いる。
2回生の増田唯と、松井礼奈(アヤナ)である。

マネージャーというのは原則として、ラケットは持たない。
諸々のことを小忠実に記録し、コート上の隅々まで知っている。

 松井礼奈嬢と私の会話
「自分でマネージャーを請うて出たの?」
「私はこの部のキビキビした雰囲気が大好きなんです。
ですから、自分でマネージャーになりたいって・・・」

「マネージャーって、手ニスはしないで、お世話に掛かりっきり・・!
今から3年間、そういう青春の過ごし方ってあるもんなぁ」

「前から、文化部にいたので、スポーツするより良いんです」
「文化部って?」
「コーラスとか」

「ああ、僕も音痴だから、第九だけは20年やってますよ・・」
「えっ、第九・・」

女子学生3人と私 
今日は女子学生3人と私で、組み替えて2セットマッチをやった。

1セット目 尾地沙織・高野圭介 vs 柳本由菜・三ヶ島美紗
2セット目 高野圭介・柳本由菜 vs 尾地沙織・三ヶ島美紗

 

 実戦経過

不遜な考えは甘かった。


 1セット目は高野組4−1リードから、5−5の30/30となって、
最後の2ポイントを高野組が取って勝ち。

まあ、良いところか・・・不遜な考えは甘かった。

2セット目は高野組は1−6と圧倒的に破れた。
このゲーム、私は手も足も出なかった。
手ニス・足ニスでもない、臍ニスぐらいだったかな・・・嗚呼。


 テニスのハンディ




 これを碁のペア碁に置き換えてみると、

尾地3段・高野5級組は平均1級。
柳本2級・三ヶ島(ミカシマ)2級平均2級。
1セット目は平均1級差で、クロスゲームの筈。

高野5級・柳本2級は平均3.5級
尾地3段・三ヶ島2級は平均初段
2セット目は3級差以上離れているので、まず、勝てないはずだ。

この仮定・テニスのグレードは当たらずとも遠からずだ。

安住の万年5級 
聞けば、柳本由菜・三ヶ島美紗は共に軟式からの転向組で、
硬式にしてまだ1ヶ月足らず・・とは末恐ろしい・・・と、思った。

事実、小幡会長の予測は「半年も経てばきっと、段持ちになるよ。」

ここで、自分のグレードの実態を冷静に観察して、
すでに万年5級のまま留まったら良しとしようと、決めた。
そしたら、妙に安心立命の境地を得て、ホッとしている。

しかしながら、もう、相手は居ない。あははっっh