大本命のゴールイン 坂井秀至君中学生名人に。



互先 土棟善行(青森県・四和中2年)
vs
先番 坂井秀至(兵庫県・灘中1年)

第7回少年少女囲碁大会 中学の部決勝戦
1986年8月5日 日本棋院・NHK
167手以下略 黒中押し勝ち





本譜は
東京の中田良知さまより送られてきた
新聞の切り抜き。さすが、学者。
驚くばかりの蒐集解析能力!



2008年から
22年前の対局


本局の進行


主導権を握って離さない坂井君、
終始対応に誤り無く、着実な歩み。

懸命な土棟君の追い込みも、通じそうにもなかった。


ツチムネさんは

アマ世界の雄


土棟君は陸上部で活躍しているスポーツマン。
当時から、文武両道の雄。


その後、2008年(本年)は
第29回世界アマ囲碁選手権戦に、
日本代表として大活躍されました。

結果は5位に留まったけれど、
その強さは定評がある。


さかいさんは

本命中の
大本命



坂井君は1日4〜5時間も碁の勉強をしている。
当時から、碁の勉強の虫

坂井秀至君は昨年、1985年小学生名人となり、
一般の部で、アマ本因坊、アマ十傑戦などでも活躍して、
大本命と目されていた。

本命がそのまま優勝とは、相当なプレッシャーだろう。
お見事と言うほか言いようもない。

その後の活躍ぶりは周知の通り。

武宮評。
黒13はこの一手。
白14は疑問。
白16はキカされ。白はちょっと固くなっている。
白32は変調で、黒は右上隅で一本取った。
黒47は狙いの手。白も最善で応じている。
黒87.89は巧い手。